附属中学や高志中学を受験するための練習として受験する子もいれば、特待生狙いで受験する子もいるのが、福井中学です。特待生制度はもちろん、高校の進学実績も伸びているため、近年評価が上がってきている福井中学の入試情報、そして二重まる学習塾からの対策に関するアドバイスを書き綴ります。
■福井中学について
福井中学は福井工業大学附属中学という位置づけであり、中学に入学した生徒は無試験で高校に進学できます。そして大学へも無条件でというわけではありませんが、比較的楽な条件で入学することも可能です。
また、福井中学の生徒は福井高校への進学を義務付けられているわけではありません。一般の中学に通っている生徒同様、県立高校などを受験することも可能です。
■福井中学の入試日程
第Ⅰ期:11月28日
第Ⅱ期: 1月23日
2021年度は上記の日程で、2回の入試がありました。2020年度入試までは3回の受験チャンスがあったのですが、2021年度はおそらくコロナの影響により、2回にしたのでしょう。
もちろんⅠ期で不合格になった場合、Ⅱ期やⅢ期に出願することも可能ですから、受験チャンスは何度かあるとお考え下さい。
■福井中学の入試科目
第Ⅰ期:国語+算数
第Ⅱ期:国語+算数+理科+社会
第Ⅲ期:国語+算数+理科+社会
福井中学の入試は例年、第Ⅰ期は国語と算数のみとなり、第Ⅱ期以降は国語、算数、理科、社会の4教科になります。また試験では面接もあり、事前に面接カードに、将来やりたいことなどを書かなくてはなりません。この面接カードはA4ほどの大きさがあり、ある程度ボリュームある文章を書く必要があります。これを書くには数日時間がかかりますので、早めの準備が必要でしょう。
■福井中学の入試難易度
まずは算数の問題から解説します。算数の問題は2枚の用紙に分かれています。1枚目は簡単な計算などであり、小学校で出題に出されるような基本的なことが出来ていれば難なく解けるでしょう。2枚目には図形や文章問題など、やや難しいものも含まれます。特待生合格を狙うにはこうした問題も解く必要が生じますので、ある程度の対策が必要だといえます。
国語の問題に関しては、文法問題や語句を答える問題が中心で、長い文章で答える問題は少なくなっています。長い文章で答える問題も理由を答えるものが多いことから、それほど難しいものではありません。しかしながら福井中学は、国語で作文を書く問題が毎回あります。ただ書けばいいという発想のままだと、書いたもののあまりよくないという評価を受けることもありますから、大人の人に攻勢をしてもらうなど、何度か練習が必要になるでしょう。
理科や社会に関しても、記述形式の問題は少なく、暗記が中心です。しかしながら細かな知識を問う問題もあるので、100点をとるのは難しいといえます。
■特待生合格を目指すあなたに
特待生合格を目指す生徒は、Ⅰ期から試験を受けると良いでしょう。たとえⅠ期で合格しても徳体制になれなかったら、次はⅡ期を受験すればよいのです。当塾でもそのように受験をし、2回目の試験で特待生合格を果たした生徒がいます。
入学後は定期テストや確認テストなどで、ある程度の点数がないと特待生の資格は失われます。よって特待生の生徒は、みな必死で勉強します。ただ実際は、生徒に言われているほど特待生の資格が失われることは厳しくはないはずです。
高校へ進学する際には、中学3年生の秋に受ける学力診断テストの結果によって、特待生かどうかが判断されます。福井中学の生徒は、英語・国語。数学の合計がおおよそ8割程度で特待生の資格が与えられます。これは藤島に受かるくらいの点数であり、まぁまぁ厳しい基準だと言えます。
■二重まるの対策
平日の通常授業では基礎力を、日曜日の補習授業では応用力を育てます。平日の授業では、資料の読み方、文章の書き方、計算のやり方など、基礎的な力を育成します。福井中学を受験するには十分な授業で、高志中学の入試を受験するにも対応できる内容です。
日曜日の補習授業では、福井中学はもちろん様々な学校の過去問題を解き、応用力を育てます。福井中学の入試問題も難しいものが出題されますから、すべて解答を導き出せる学力を育成するために、日曜日の補習授業を行っております。
1.24時間たっても返事がない場合、メールが届いていない可能性がございます。
その際はお手数ですが、お電話にてお問い合わせください。0776-81-4880
2.面談ご希望の場合、夕方6時までなら平日はもちろん、土曜日や日曜日も可能です。
3.無料体験授業は、2回まで可能です。