小学生クラスは基本的に、附属や高志を受験することを目的にしています。北陸中学や福井中学の指導もしています。多くは附属か高志を目指す生徒が多いのですが、どちらの学校を受験するかで迷っている生徒に対しては、出来れば附属をお勧めしてください。
その理由は、附属の方が合格率が高く、指導の方針も自由度が高いためです。また、中学生になってから、高志中学だと塾にはなかなか通えないという経営的な問題もあります。
算数
小学6年生の6月頃までに、算数は小学6年生の内容を終わらせるペースで進めていってもらえたらと思います。小学6年生の4月から塾に通い始める生徒も多いのですが、その場合は重要な部分のみを選び出し、そこを中心に指導すると良いでしょう。
7月頃からは塾オリジナルのテキストを用います。これは中学生の内容を含めたテキストになります。中学生の内容を知っておくことで、過去問題が解きやすくなるためです。
9月頃からは主に過去問題を用いた指導となります。まずは敦賀気比や金沢錦といった比較的オーソドックスな過去問題を用います。これらは附属中学の受験対策に適しています。
附属中学の入試は11月に行われます。11月頃からは高志中学の過去問題を用い、答えを持ちびき出すだけではなく、その求め方を説明できるような取り組みを行います。
国語
国語で出題される問題を項目ごとに分けると、指示語・理由・要約など、17の項目に分けることが出来ます。その17の項目をまとめた教材を最初は用います。これは一般的な国語の教材ですが、漢字の指導などはせず、ひたすら読解力を養うための教材となっています。
その教材が終わると、次は塾オリジナルテキストを用いて指導します。これは国語の内容はもちろんありますが、社会の資料の読み取り、理科の内容の解説など、文章を使って色々なことを説明する能力を高める内容となっています。
まずは文章を読み取る力を高め、次は文章で表現する力をつける。そのような内容となっています。
理科・社会
国語や算数の教材の中に、理科や社会の内容も含まれています。したがって、6年生の10月頃までは、国語や算数の指導を通して、理科や社会の学習も可能な内容になっています。11月頃からは週末の補習授業を通して、理科や社会を過去問題を用いて指導していきます。
生徒・保護者対応
小学生の指導は、保護者への対応も必要な場合があります。「ほめて伸ばす」という指導が良いことのようにされていますが、褒めてばかりだと保護者は不安を覚え指導者に信頼を置けなくなります。また子どもからは、なめられてしまうことになります。
つまり、褒めることだけではなくきちんとダメだしすることも必要で、その割合は3:1程度が目安となります。詳しくはこちらの動画を参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=5XzuGDZpKY0&t=237s