●先生採用の基準
二重まるの先生採用の基準は、見た目がいい、品がある、プラスのオーラがある、これらを重視しています。先生を募集すると、元塾講師、元教員という方も応募くださいます。しかし当塾では、経験はあまり重視していません。なぜなら、「教わって伸びる子」ではなく、「自分で勉強して伸びる子」にしたいという思いがあるからです。
自分で勉強し伸びる子を育てる場合、その指導者は「一緒にいて心地いい人」であることや、「尊敬できる生き方をしている人」が欠かせない条件になってきます。
●指導の基本方針
先生と生徒の関係は、簡単なものではありません。最初、生徒と仲良くなろうと媚を売ると、生徒と先生との関係があやふやになり、生徒をうまくコントロールできなくなることがあります。そうなると、生徒自身もその授業に参加する意味が見いだせなくなります。また、ほめて伸ばそうとし、生徒をほめてばかりいると、その誉め言葉はやがて信用されなくなり、その結果、生徒から信頼されない、なめられてしまうことを招きます。
だからといて、あまりに上下関係を意識し、高圧的な指導や物言いをすると、生徒は勉強することを楽しめなくなります。厳しさが先行する指導に、最近の子ども達は慣れていません。
①ほめる割合3、ダメだしする割合1
保護者に対しても生徒に対しても、褒めてばかりではなく、改善すべき点も示すようしてください。褒めることで自己肯定感ややる気を生み出し、ダメだしすることで改善点を明確にする。そうした指導が望ましいと考えています。
https://www.youtube.com/watch?v=5XzuGDZpKY0&t=237s
●挨拶、話し方
生徒に対して、挨拶は必ず徹底するようしてください。明るく元気に! 挨拶ができることは、円滑なコミュニケーションにつながります。生徒に対する話し方は、基本的には同じ目線に立ち、明るい雰囲気を演出してください。しかしながら、気を引き締めるべき時は気を引き締める。そのことを意識するようしてください。
●学習ペース
集団授業の場合、学習ペースを均一化してください。しかしそうすると、ペースについて行けない生徒や、授業が遅く感じる生徒も出てきます。
ペースについて行けない生徒については、課題を与える、不必要なところは飛ばして重要な部分を学習させる。このようにして、抑えるべきポイントだけは押さえるようしてください。
一方、授業のペースより早く進んでしまう生徒もします。そういう生徒は、学校でも同じような状態にいます。その際必要なことは、隙間時間の活用法です。空いた時間をどう利用するのか。その活用法を教えることが、優秀さを維持できる。そのことを伝えてください。
●出勤
生徒よりも早く出勤する。出勤光景を生徒に見せてはなりません。なぜなら、準備をしたいないと思われてしまうからです。
先生が授業直前に教室にきて、慌てるようにその辺にある問題集を手にし、それを生徒に与える。これでは保護者は不安に思うでしょう。本当にその勉強がいま必要なのか?そんな疑念を抱きます。
ですから、自分が出勤する姿を生徒に見られてはいけません。最低でも、最も早く教室に来る生徒よりも先に教室に入り、その日の準備を始めましょう。最初の生徒が来る時間には、教室の清掃を済ませておくようにしてください。
●退勤
最後の生徒が帰宅するまで残っておくようお願いします。親の迎が来ない生徒がいる場合は、家に電話をかけてあげてください。
●やむを得ず遅刻・欠席する場合
塾で働く場合、決してやってはいけないことは、遅刻と欠席です。 塾の休みは、夏休み(お盆)、冬休み(お正月)、春休み(3月末~4月初め)がそれぞれ1週間ずつあります。これ以外の日は基本的には休めないものとお考え下さい。
やむを得ず欠席しなければいけない場合は、なるべく早く報告をしてください。代わりの講師を手配します。病気や急用で突発的に遅刻や欠席する場合は、必ず電話連絡をお願いします。
●小学生指導の場合
小学生を指導する場合、保護者の方が付き添って塾に来たり、授業を見学される場合もあります。したがって、特に服装の指定はありませんが、ある程度品のある服装をするようして頂けたらと思います。
●中学生・高校生指導の場合
スーツでなくてもよいのですが、ある程度キチッとした格好をするようしてください。ちなみに大学生講師の場合、スーツやキチッとした服装は持ち合わせていないと思いますので、白衣を用意しています。それを着用するようしてください。海外の大学では、国によって先生は白衣を着ることが普通である場合もあり、そのことをイメージしています。
授業後の報告などは義務付けてはいませんが、気になることがある場合は些細な事でも結構ですので、LINEでお知らせください。こういう教材を使いたいなどの要望にも、柔軟に対応いたします。
●教室はきれいに
教室にごみが落ちている、教材や辞書が机の上に置きっぱなしになっている。そういう状態では、生徒もごみを捨てるようになり、授業態度も悪くなります。仮にごみが落ちていれば、生徒も授業中に配布したプリントを机の中に入れたままにしたり、むやみにゴミ箱に捨てたりします。自分自身が掃除をすることも大切ですが、うまく生徒を利用して、生徒とともに掃除をすることが肝心です。
●生徒に掃除を手伝ってもらうこと
生徒に掃除を手伝ってもらうことに、抵抗を感じる人もいます。そんな時間があるんだったら、勉強する時間にあてたほうがいいんじゃないかという思いもあるでしょう。しかし、授業時間以外に生徒と一緒に何かをすることは、お互いの距離が縮まります。
掃除や片付けという何か意味のあることを一緒にやることは、緩すぎる関係にならず、適度に距離を縮めるのに適しています。
●生徒の自主性やリーダー性を育てる
消しゴムのくずは散らかさず、自分で捨てる。ゴミはきちんと分別する。こうした基本的な姿勢を教えることも重要です。また、教室が汚れている際には、誰が汚したかではなく、気づいた者が積極的に掃除をする。こうした自主性を育てることも重要です。
先生がすべて清掃を行うという優しさもありますが、掃除をしてくれた生徒に「ありがとう」ということ。もしかするとそちらのほうが、生徒には先生の気持ちが伝わるかもしれません。
●給料について
給料は月末締め、翌月10日支払いとなります。現金払い、銀行振り込み、いずれも対応可能です。
●福利厚生
若い人には海外経験を積んでほしいと思っているので、勤務時間の合計が1,000時間を超えた場合、フィリピンまたはカンボジアへの研修旅行をプレゼントします。こちらで出す費用は、往復の航空券+5~6泊分のホテル代です。ただ、直前だと飛行機代が高騰するので、希望する場合には4~5か月前までに申し出るようしてください。
●契約
契約期間は3月31日までとなり、何もない場合は自動更新となります。もし退職を希望する場合には、新しい先生を探す必要があるため、少なくとも2か月前までに申し出るようお願いします。
気づいたこと、必要なモノ、改善点などあれば、LINEでお知らせください。予算と時間の許すかぎり、意見は反映していきたいと思います。