1.二重まるでは授業を行います。
最近は武田塾など、授業をしない塾も増えています。個別指導スタイルの塾もあります。しかし、二重まるでは授業をこないます。個々でわからない部分は確かに異なります。そのわからない部分を説明してあげたほうが、効率的なのではないか。無駄がないのではないかという意見も理解できます。しかし、わからない部分だけを説明してあげても、それで身につくのはその問題が解けるようになることくらいです。自分のペースで勉強ができるようになることくらいです。
どうすれば勉強ができるようになるかを考えると、知識だけの問題にはとどまりません。行動・思考・モチベーション、様々なことが絡み合います。授業では、先生がそうしたことを、全体に対して訴えることができます。ここに対して訴えることが効果を発揮する場合もありますが、全体に訴え、集団を伸ばし、その集団の中で個が伸びる。二重まるではその手法を選択します。
2.授業のペース
授業のペースは上位層に合わせます。特に中学生は”藤島・高志”を目指す生徒を対象にしていますから、そのペースに合わせてください。しかし、生徒の中にはそのペースに追い付けない者もいます。その場合、週末に補習授業を行っているので、そちらに参加するよう促してください。
そして、英語と数学のペースですが、学校よりかなり速いペースで進めてください。きっちり時間をかけて教えるより、ペースを速めて教えていただきたく思います。そうすることで復習の回数を増やしたり、他の科目の学習をしたりなどしたいと考えています。
英語も数学も、各学年の学習内容は遅くとも12月には終わるようお願いします。その後は次の学年の学習をするか、検定の学習、他の科目の学習をするなどしてください。
3.授業動画を活用
英語も数学も、塾オリジナルのテキストを使用しています。もし、指導内容や指導法が分からぬ場合には、その旨申し出てください。その部分を童画にしますので、それを参考にして頂けたらと思います。指導法や授業の質を均一に保ちたいため、基本的には動画内容をそのままパクる形で授業を進めてください。しかし、やはり授業の良さはライブであることですから、もちろん多少のオリジナリティを発揮することは歓迎いたします。
1.知識は定着しにくい・経験は忘れにくい
教科書や参考書から取り入れようとする知識は、残念ながらなかなか定着しません。しかしながら、実施に経験したことはなかなか忘れないものです。授業ではこのことを利用し、すべてを先生が説明するのではなく、生徒に多くの経験を積ませてください。
2.例題と演習
新たな単元に進むとき、例題を用いてまずは解説をします。それが終わったら2つ目の例題です。この場合の解説は、1回目ほどは要らないでしょう。1回目の解説を生徒が理解しているかの確認程度でよいでしょう。もしあまり理解していないようなら3問目も例題になり、若干の解説が必要かもしれません。理解が図れていれば、一気に何問か解いてもらい答えだけを述べる演習となります。
この、解説が多すぎるとできる生徒は飽きてきます。解説が不足し演習に偏ると、わかりにくい授業だと言われます。生徒の様子を見て、バランスよく全体をコントロールしてください。科目や指導する単元の内容にもよりますが、解説3:演習7くらいが目安でしょうか。
また、生徒に授業をしてもらうことも大歓迎です。生徒が授業をし先生は後ろで見ている。それが一番の理想です。